2010年03月27日
メメント・モリ
先日のお客様の中に
とてもにこやかなおじいちゃま。
「お元気ですね」
と声をかけると
「う~ん、もうちょいやけどなぁ」
「?」
何がもうちょいなんやろと考えていると
「この前も大分ええとこまで行ってたんやけどなぁ・・・・
助かってしもて・・・・」
「え?」
「救急車で運ばれて集中治療室で治療受けましてん。
要らんことせんかったらそのまま逝ってたかもしれへんのになぁ」
「まぁ!それは大変でしたねえ」
「いやいや、人は元気なうちに旅立たなあかん」
「そんなこと言わないで長生きして下さい」
と言ったものの・・・・
う~ん・・・・
考えさせられる重みのある言葉だと妙に感心させられた。
確かに、誰かの世話になることもなく
意識も体もはっきりしている元気なうちに命が終わるなら
それは理想なのかもしれない。
しかし、この人はそういう事を何の屈託もなく笑顔で明るくさわやかに言われる。
よっぽどよい家族に囲まれて毎日を過ごしておられるんだろうなぁ。
生から死へ移行するとき、
過度の悲しみではなく
互いに感謝を示しつつエールを送り見送ってあげたい
・・・・そして
自分のときもそうしてほしい。
とてもにこやかなおじいちゃま。
「お元気ですね」
と声をかけると
「う~ん、もうちょいやけどなぁ」
「?」
何がもうちょいなんやろと考えていると
「この前も大分ええとこまで行ってたんやけどなぁ・・・・
助かってしもて・・・・」
「え?」
「救急車で運ばれて集中治療室で治療受けましてん。
要らんことせんかったらそのまま逝ってたかもしれへんのになぁ」
「まぁ!それは大変でしたねえ」
「いやいや、人は元気なうちに旅立たなあかん」
「そんなこと言わないで長生きして下さい」
と言ったものの・・・・
う~ん・・・・
考えさせられる重みのある言葉だと妙に感心させられた。
確かに、誰かの世話になることもなく
意識も体もはっきりしている元気なうちに命が終わるなら
それは理想なのかもしれない。
しかし、この人はそういう事を何の屈託もなく笑顔で明るくさわやかに言われる。
よっぽどよい家族に囲まれて毎日を過ごしておられるんだろうなぁ。
生から死へ移行するとき、
過度の悲しみではなく
互いに感謝を示しつつエールを送り見送ってあげたい
・・・・そして
自分のときもそうしてほしい。
Posted by 琴の滝荘女将 at 11:00│Comments(0)
│女将の徒然